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SPECIAL INTERVIEWS

加藤健史さん

株式会社ジャパンエンターテイメント 代表取締役CEO

加藤健史 さん (株式会社ジャパンエンターテイメント 代表取締役CEO)
17歳へ。

人生の的を早く決めること!
目標設定を早くできれば、選択肢が広がり、何度もチャレンジできる

オペレーション、ファイナンス、マーケティングの3領域に精通したプロフェッショナル。
早稲田大学卒業後、2000年にUSJ入社。新規アトラクションを複数立上げ、高効率なオペレーション開発に従事した後、飲食部門?物販部門にてビジネスアナリストを務める。2018年に株式会社ジャパンエンターテイメントを設立。2025年7月にジャングリア沖縄をオープンさせた。

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    大学時代はどんなふうに過ごしていましたか?

    大学の4年間は航空部に所属し、体育会の部員として競技に出場しました。空高く、そして遠くまで飛ぶことが求められる競技に挑むなかで、自分の行動をきちんと理解し、安全管理を常に行うこと、勝つための逆算(練習方法を考える)を行うことなど、部長として日々考えつづけた経験が今に活きていると思います。空への興味から始まって試合に勝つ楽しさを見出し、その中でマネジメントを学び、チームで勝つためのオペレーション力を養うことができました。

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    今のお仕事に就くことになったきっかけは?

    安定を求めず、常に新しいことにチャレンジすることが好きで、誰もやっていないことに挑戦しつづけたいと思い、開業1年前のUSJ((株)ユー?エス?ジェイ)に1期生として就職を決めました。
    USJでは新規アトラクションを複数立上げました。人気アトラクションのジュラシック?パーク?ザ?ライドもそのひとつです。
    2012年には沖縄での新パーク開発プロジェクトリーダーとなりました。観光立県沖縄の持つ可能性には早い時期から気づいていて、USJの沖縄計画が中止になり刀へ参画した後、再度チャレンジするために2018年にジャパンエンターテイメントという会社を立ち上げました。沖縄のブランド価値の向上、そして沖縄の観光業の成長、テーマパーク事業を通じた地域活性化を含めて「沖縄から日本の未来をつくる!」の考えのもと、今年7月の「ジャングリア沖縄」の開業に漕ぎつけることができました。

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    沖縄の魅力は何ですか?

    沖縄の「ブランド価値は何か?」について調査していくなかで、沖縄を旅した人の感想に「元気になれた」という価値観があることがわかってきました。沖縄がもつ潜在的な価値を増幅させられるテーマパークを作りたいと考え、「興奮?贅沢?解放感」をキーワードにした「パワーバカンス」というテーマを掲げました。
    沖縄の人々の温かさやおもてなしの心、その魅力を感じられるテーマパークを手掛けることで、沖縄に貢献し、結果を出せるよう挑戦しています。

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    困難なとき、どのように乗り越えてきましたか?

    判断に迷う中で答えをださなくてはいけない場面が常にあります。とにかく迷ったら、目的に立ち返る。今なにをすべきなのか、課題に向き合い、目的に立ち返ると本当に大事なものが見えてきます。

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    ジャングリア沖縄のおすすめポイント、加藤さんが一番の魅力に感じることはなんですか?

    ナビゲーター(スタッフ)の存在です。メンバーは大学生が多いのですが、彼らの成長の早さには驚かされています。その多くは地元の出身者で、とにかく彼らの現場力の伸びしろにはすごさを感じます。

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    今後の夢は?

    開業して様々な課題も見えてきていますが、毎日18時にスタッフとミーティングを行い、高速でPDCAサイクルをまわし、解決していくように努めています。
    ジャングリア沖縄が地域とともに持続的に発展していくこと、沖縄の未来に貢献できるパークづくりが目標です。お土産品やレストランメニューも沖縄から世界へ発信できる商品を毎年、開発し続けていきます。来場者に最高のパワーバカンスを提供できるように挑戦していきたいです。

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    17歳の自分に何をつたえたいですか?

    「人生の的を早く決めること!」と伝えたいです。目標設定を早くできれば、選択肢が広がり、ダメなときも再チャレンジができると思います。目的をクリアに持つことがやはり大事で早くセットできれば選択肢も広がりますし、目的を決めるとそこから逆算してやれることがわかり、成功度の高いアクションが起こせると思います。
    「目的をセットする」「仲間を集める」「仲間の集団知を活かす」。これが成功につながるポイントだと考えています。